歯を残すための治療「根管治療」

歯根には「根管」という細い管があり、その中には神経や血管が通っています。虫歯が悪化してしまうと根管内の神経や血管が冒され、従来であればそこまで進行してしまった虫歯は残すことが難しく、多くの場合抜歯の対象となっていました。しかし、近年では根管治療を行うことによって、その歯を残せるようになっています。

根管治療とは、冒されてしまった神経や血管を取り除いて、根管内をきれいにして消毒し、歯根の先端まで薬剤を充填する治療のこと。目に見えない部分の手探りでの処置が必要となり、とても難しい治療とされていますが、この治療を確実に行うことによって、悪化した虫歯も抜かずに残すことができるのです。

根管治療に必須 「歯科用CT」と「マイクロスコープ」

当院では大変繊細な技術を要する根管治療に、歯科用CTやマイクロスコープを用い、精度の高い治療を実現しています。

※マイクロスコープによる診療は保険対象外となります。

歯科用CT
歯科用CT 治療対象となる歯茎に隠れている歯根部分を、歯科用CTによって撮影することで、立体的な詳細なデータを取得できます。撮影した画像をコンピュータに取り込むことで歯根破折の有無などを確認できるほか、根管治療の綿密な診断を可能にします。
マイクロスコープ
マイクロスコープ 根管は、大変細かく複雑に入り組んでいることから通常肉眼で見ることはできません。マイクロスコープを用いて曲がったり枝分かれしたりしていることもある根管をしっかり拡大して見ることで、確実な治療を実現しています。

術前

2倍に拡大

術後

16倍に拡大

新海歯科医院の根管治療の特徴

特徴1 マイクロスコープ3台の保有

マイクロスコープは全ての歯科医院が導入しているとは限りません。中でも3台マイクロスコープを保有している歯科医院は数少なく、治療をより精密で正確に治療できるよう心がけています。
ドクターは全員マイクロスコープのトレーニングを受けています。
患者様には質の高い治療を受けていただくことが可能になりました。

特徴2 ラバーダム防湿

日本では保険の規約がないため、ラバーダムを使用しない歯科医院もあります。
しかし、歯の根っこの治療を行うには、お口の中を無菌状態で治療を行うことが最も大切です。
患者様の安心・安全のため、当院ではラバーダムを必ず使用した状態で、根管治療をさせていただいております。
※ゴムアレルギーの方は事前に申し出てください。

ラバーダムを使用していない状態

【ラバーダムを使用していない状態】

何もしていないと唾液が流れ込みつづけます。とても危険です。

ラバーダムを使用した治療

【ラバーダムを使用した治療】

ラバーダムを使用すると、歯が口腔内から独立するため唾液が入る心配はありません。

症例紹介

症例1

術前

術後

症例2

術前

術後

症例3

術前

術後

症例4

術前

術後

除去したリーマー

除去したリーマー

歯を残す意義

たくさんある歯のうち、1本くらいなくなっても大きな支障はないと思ってはいませんか? 実は、その問題は「歯が1本ない」ということだけに留まるものではありません。なぜなら、歯を1本失ってスペースができると、その部分に隣の歯が移動して全体の歯並びを乱したり、歯並びが乱れることで歯磨きをしにくくすることから虫歯や歯周病を招きやすくし、さらにどんどん歯を失ってしまったりするのです。

歯並びが乱れたり歯を失ったりしてしまえば噛み合わせにも異常を来し、全身にも悪影響を与えてしまうことになります。「たった1本」ではなく「されど1本」なのです。歯をできるだけ抜かずに残すことは、お口全体の、また全身の健康のためにとても大切なことなのです。

根管治療の大切さ

根管治療はとても複雑で難しい治療のため、実際に、根管治療が確実に行えていないがためにトラブルを引き起こしてしまうケースが後を絶ちません。根管治療に不備があると、歯根の先端に膿の袋である「根尖病巣(こんせんびょうそう)」がつくられ、そうなると歯根は割れやすくなってしまいます。また、すぐに症状が現れない場合でも、近い将来にその歯は抜かなくてはいけない状態になってしまうこともあるのです。

根管治療が確実に行えていれば、再発することもなく、歯根も守られます。歯根があるのとないのとでは、顎の骨への影響を考えてもまったく違います。根管治療は、大切な歯を守るためにとても重要な治療なのです。